私が始めて飼育した熱帯魚はベタかラージグラスフィッシュのどちらかだと思うのですが、まだ幼かったころなので、はっきりとは覚えていません。
熱帯魚を本格的に飼い始めたのは小学5年生の頃、アプロケイルス・リネアタス(アプロキラス・リニアタス)のあまりのカッコ良さに夢中になってしまったのがきっかけでした。
アプロケイルス・リネアタスは熱帯アジア産の小型魚です。
体長10センチとアプロケイルス属としては大型で見応えがあり、オスの体はメタリックグリーンに輝きます。
ペリカンのような口や、大きな目、均整のとれた体型など、今でも私にとっては理想的な熱帯魚のひとつです。
大きな口で小型魚を呑み込んでしまうため混泳に適さないせいか、ここ数年はすっかりリネアタスの姿を見かけなくなってしまい寂しいかぎりですが、同じアプロケイルスの仲間でスマラグドレインボーという品種はたまに見かけることがあります。
もう何年も前ですが、この種が水槽いっぱいになるくらい繁殖したことがありました。
黄金色に輝く小さな熱帯魚の群れは壮観で、そのゴージャスな光景が今でも印象に残っています。