ベタのオスは、泡巣から落ちて沈んでいく卵や稚魚を一匹づつ拾い上げて泡巣に戻したり、稚魚にとって害のある生き物が近づかないように警戒したりと、子育ての時期は大忙しです。
稚魚は数日で泳ぎだすようになりますので、こうなればもうオスの保護は必要ありません。
オスは別の水槽に移して大役をねぎらってあげましょう。
ベタの稚魚はたいへん小さいため、泳ぎだしてから2日くらいはインフゾリアなどの微生物を与える必要があります。
水草の枯れ葉、流木などについている小さな微生物は稚魚の重要な初期飼料となりますので、こうした微生物が発生しやすいよう、できるだけ水槽を丸洗いしなくて済むよう日頃からこまめな水換えと適切なエサやりによって、老廃物やコケがわずかに確認できるような、そんな環境づくりをしていきます。