ベタの繁殖方法として良く知られているのは、流れのない水面に泡で巣を作り、そこで子育てをするバブルネストビルダーですが、ベタには口の中で卵を守るマウスブルーダーのグループもいます。
もっとも有名なのはプグナックスで、日本でも熱心なベタファンの間では数十年以上も間から知られていました。
日本のアクアリストの間で繁殖が盛んになってきたのは今から20年ほど前のことです。
マウスブルーディングベタで繁殖が容易なのは、ベタ・プグナックス、ベタ・ピクタ、ベタ・ユニマキュラタ、ベタ・ディミディアータなどです。
オス同士はベタ・スプレンデンスほどではないにせよ、かなり激しく争う場合がありますので、基本的にオス同士の混泳は避けるべきです。
繁殖した際にも雌雄がわかったらすぐに個別に飼うようにした方が安全です。
特にベタ・ディミディアータなどは分けるタイミングが遅いと、せっかくの美しい長いヒレをあきらめなくてはならなくなります。