熱帯魚

熱帯魚の混泳|熱帯魚飼育コラム

熱帯魚の飼育を楽しむために

熱帯魚の混泳

ひとつの水槽に何種類もの熱帯魚を混泳させる場合には、当然ながら熱帯魚同士の相性を考えなくてはなりません。

例えば空腹になると豹変して同居魚を見境なく襲うドクターフィッシュでさえも、大きめで機敏な熱帯魚とならば混泳も可能ですし、逆に一般的にはおとなしいとされている熱帯魚が、条件によっては他の熱帯魚をしつように攻撃して、殺さないまでもヒレを激しく傷めてしまう場合があります。

これを解決する方法は二つあります。

ひとつは水草をびっしりと植えることで逃げ場をつくる方法で、特にオスがメスを激しく攻撃して殺してしまう危険のある熱帯魚の繁殖用水槽には有効です。

安価で葉を密につけるカボンバは、早急な対策を施したい場合に頼りになります。

もうひとつの方法はネオンテトラなどの群れる熱帯魚を数十匹ほど入れたり、ダニオ類のように水槽中を縦横無尽に泳ぎ抜けていくような熱帯魚を多めに入れることで、特定の熱帯魚のテリトリーを崩壊させてしまうという方法です。

特にコイ科の熱帯魚はテリトリーを持つことができなくなると急に大人しくなってしまうことがあります。

なお、他の熱帯魚に危害を加える恐れがありながらも、大人しそうな外見からつい油断してしまいそうになる熱帯魚としては、アベニーバファーなどの淡水フグ、アルジーター、ドクターフィッシュ、ブルーネオンミクロラスボラ、シノドンティスやボティアの一部、攻撃的な種類のプレコストマスなどがいます。

これらの熱帯魚を混泳させる場合には、少なくとも数日間は注意深く観察して、異変があればすぐ他の水槽に移せる準備をしておくべきでしょう。

熱帯魚の飼育について

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